美味しい天ぷらを落ち着いて食べたい!と思ったときに、わたしがお邪魔するのが神戸三宮にある天ぷら「の村」さんです。
自宅で天ぷらをすると色々な種類を食べることはできませんし、準備や後片付けも大変です。
それでもたまに食べたくなってしまう天ぷら。
そんな時に神戸のグルメ本に三宮の「の村」が掲載されているのを見つけました。
わたしはカウンターで食べる天ぷら屋さんというと、ちょっと高級で敷居の高いイメージがありました。
ですが「の村」さんは、比較的お手頃価格で美味しい天ぷらを食べることができます。
お手頃価格と言っても、ちゃんとカウンターの目の前で調理をして、揚げたてのサクサクの天ぷらを提供してくれます。
単品で注文することもできますが、コースを頼むと季節ごとの旬の食材をちょっと変わった方法で調理して食べさせてくれるので、わたしは年に数回季節を変えて食べに行きます。
今回は、3月にお邪魔した時のコースメーニューをご紹介します!
旬の山菜などを使った、春の天ぷらを食べることができわたしは大満足でした。
洋食屋さんが多い神戸三宮ではとても貴重なお店だと思います。
「たまには落ち着いて天ぷらが食べてみたいな」と思っていた方は、次の外食の際に参考にしていただけると嬉しいです!
Contents
三ノ宮天ぷらは「の村」メニューをご紹介!
3月に「の村」さんで頂いたコースメニューの内容をご紹介します。
■ふじコース(天ぷら6品):3,500円
■つつじコース(天ぷら10品):5,500円
■なでしこコース(天ぷら14品):7,500円
コースの天ぷらの食材は季節によって変わります。
何が出てくるかはお楽しみです!
全てのコースに、先付とお造りがセットとなっています。
それに加えて、つつじコースとなでしこコースにはサラダと天ぷら茶漬けまでついてきます。
今回わたしはつつじコースをお願いしました。
春のコースメニュー(つつじ)
最初にマグロのしぐれ煮の先出とお造りを頂きました。
このお造りも、いつも天ぷら屋さんとは思えないクオリティのものを出してくれます。
この日も、厚切りのシマアジなど脂がのったお刺身3種でした。
そして天ぷらが始まる前に、お塩を用意してくれます。
こちらはいつも同じ種類の塩で、ワサビ塩と岩塩、そしてレモンです。
天ぷらは板前さんが直々に揚げたてをサクサクの状態でお皿に乗せてくれるのですが、その際どの塩を付けて食べるのがおすすめかを教えてくれるので迷うことはありません!
今回のつつじコースでは全部で10種類の天ぷらを頂きましたので、順に紹介していきます。
1皿目は、①鯛と目ネギ、②柚子と生麩の天ぷら。
の村さんでは、このように1つの食材だけではなく、色々な食材を組み合わせた珍しい天ぷらを出してくれます。
さっぱりした鯛と目ネギの風味、そしてもっちりした生麩に柚子の香りが爽やかな天ぷらでした。
こちらの2種は、今回だけではなく他季節でもコースに含まれていることが多い天ぷらです。
2皿目は、③牡蠣とワカメ、④カレー風味の菜の花の天ぷら。
ここから春らしい食材を使った天ぷらが登場してきました。
ワカメの旬はあまり意識したことがありませんでしたが、春だったんですね!
菜の花はもちろんですが、旬のワカメはとてもきれいな緑色をしていました。
牡蠣とワカメの組み合わせには驚きましたが、ワカメのシャキシャキ感を堪能でき、かつ牡蠣の味を邪魔をしないが組み合わせが良かったです。
そして、苦いかなと思った菜の花も、程よくかけられたカレーパウダーのおかげで美味しく頂きました。
3皿目は、⑤白魚と海苔、⑥ふぐと舞茸の天ぷら。
今回わたしの一番お気に入りが、この白魚と海苔の天ぷらでした。
焼き海苔で白魚を巻いてい揚げてありました。
海苔の中に白魚が詰められていて、小さな魚ですが食べ応えもあり風味もしっかり楽しめました。
もちろん他の天ぷらも美味しかったですが、身近な食材だったのでこれは家でも試すことができそうだなと思い、特に印象に残っています。
そして舞茸だけの天ぷらも十分好きでしたが、白身のふぐで巻いて揚げられた舞茸は別物でした。
舞茸独特の風味が良い意味でまろやかになったように感じました。
4皿目は、⑦鰆とふきみそ、⑧山うどの天ぷら。
まだまだ春の食材の天ぷらが続きました。
春の魚と山菜の組み合わせです!
鰆はもともと淡白な味の魚なので、塩気のあるふき味噌との相性もばっちりでした。
そして山うどもちょうどいい硬さで揚げられていて、子どもの頃は苦手だった苦みも美味しいと感じるようになりました。
最後の5皿目は、⑨海老、⑩タラの芽の天ぷら。
タラの芽は苦みがほとんどなく、こちらも春を感じることができる味でした。
海老はシンプルな天ぷらでしたが、海老が大好きなわたしは最後に登場したプリプリの海老に大満足でした。
つつじコースの天ぷらは以上の10品でした。
天ぷらが終わると、最後はご飯ものとなります。
ご飯の上に山茶茸とごぼう、そしてホタルイカというこの季節らしい食材が使われたかき揚げがのせられ、そこにだし汁をたっぷりとかけた天ぷら茶漬けを頂きました。
最後まで、春を感じることができる食材をたくさん使った天ぷらばかりでわたしは大満足でした!
コース以外のおススメメニューは?
の村では、コース以外の定番食材を使った単品メニューもあります。
コースの方が旬の食材を使った天ぷらが食べれるのでわたしはおすすめですが、好きなものだけを選んで注文することもできます。
もちろんコースに追加して注文することができます。
わたしのおススメは、ウニイカ大葉という天ぷらです。
その名の通り、ウニをイカで巻いて、さらに大葉で包んで揚げられています。
ウニの黄色、イカの白、そして大葉の緑色と彩もとてもきれいな天ぷらです。
ウニと大葉はそれぞれ風味の強い食材ですが、喧嘩することなくとてもマッチしているように感じます。
もともと柔らかいイカが使われていますが、さらに切り込みも入れられているようでとても柔らかいです。
衣はサクサクですが、イカとウニが口の中でとろけるような感覚になります。
わたしは毎回注文してしまうくらいお気に入りです。
コースでお腹がいっぱいになっていましたが、今回も旦那さんと半分にして食べてきました。
の村に行かれる際は、ぜひ食べて頂きたい天ぷらです!
食べた人の感想ご紹介
コースの最後は、天ぷら茶漬けかざる蕎麦が選べます。どちらも美味しいです!
ぜひまたお邪魔したいと思います。
穴子、海老&アボカド、イチジクのなど珍しい天ぷらがたくさんありました。
脂っこくなくて、いくらでも食べれそうな気がします。
どれもとても美味しかったです。
わたしもまだ食べたことのない天ぷらがまだまだあるようです!
季節を変えて、どんな天ぷらが食べられるのか楽しみにしながら、また行ってみようと思います。
三ノ宮天ぷらは「の村」お店の雰囲気は?
天ぷらメニューの次は、の村のお店の雰囲気やアクセス情報もご紹介します!
行ってみようと思っている方は、参考にしてみてください!
店内雰囲気
とにかく落ち着いた雰囲気のお店です。
ちょっと高級な割烹のような雰囲気なので、初めて行ったときはとてもラフな服装で行ってしまったので心配になってしまったくらいです。
ですが、お店の方が笑顔で「どうぞ」と声をかけてくれたので、安心して入ることができました。
お店の方はご夫婦でしょうか、いつも同じ方でとても穏やかな居心地のいい接客をしてくれます。
ちょっと大人な雰囲気もありますが、カジュアルな気分で美味しい天ぷらを食べれるお店だと思います。
席数は、カウンター席が8席と4人掛けのテーブル席が1つです。
個室はありませんがこじんまりとした広さの店内で、お客さんも落ち着いた方が多いので、いつも周りを気にせず静かな雰囲気で食事を楽しむことができています。
決して席数は多くありませんので、3-4人のグループで行くときはもちろんですが、1人、2人で行くときも念のため予約をしてから出かけると安心だと思います。
アクセス情報
【住所】兵庫県神戸市中央区中山手通1-15-7
【最寄り駅】各線 三ノ宮駅
【電話】078-393-8122
【営業時間】17:00 – 24:00
【営業日】平日、土曜日
三ノ宮駅から山側に徒歩10分ほど進んだところにあります。
生田神社の裏手の飲食店が多くあるエリアにあります。
大きな通りを1本入ったところにあり、周りに大きな目印もありません。
何度か行っていますが、わたしは未だに地図を頼りにしています。
入り口もこじんまりしていて、気を付けて探さないと見落としてしまうかもしれないのでお気を付けください!
まとめ
神戸三宮にある、わたしのお気に入りの天ぷらさん「の村」についてご紹介してきました。
落ち着いた雰囲気の店内で、天ぷらを楽しむことができます。
単品注文もできますが、定番メニューには載っていない旬の食材を味わえるコースがわたしのおすすめです!
今回は、3月にお邪魔した時に食べた春の食材を使った天ぷらコースについてご紹介してきました。
山菜から魚介まで色々な食材を、ちょっと変わった組み合わせの天ぷらにして食べさせてくれました。
最後の天ぷら茶漬けまで食べれば、お腹いっぱいになります!
「の村」ではどんな天ぷらが食べられるのかな?と気になっている方の参考になると嬉しいです!
どれも美味しかったですが、特に印象に残っているのが大根の天ぷら。出汁が染みた大根の煮物を揚げたものです。
天ぷらだけでは物足りないかな?少し心配していましたが、最後のお茶漬けがボリュームがあって満腹になりました!