福井県と言えば冬の越前ガニが有名なことは知っていましたが、甘エビの産地としても有名なんですね!
子どものころからエビが好きなわたしは、今でもお寿司屋さんでエビは絶対に欠かせません。
弾力があってプリプリしたエビ、しっとりとして甘みのあるエビ、甲乙つけがたくどちらも大好きです!
そんな私が以前福井に行く機会があり、福井で食べられる美味しいものを調べている中でエビの産地だということが分かりました。
「せっかくなら美味しい甘エビをたくさん食べたい!」なんて考えて調べてみると、福井の三国港周辺で甘エビ丼が食べられることが分かりました。
エビ好きなわたしにとってはたまらない丼ぶりです!
そんな甘エビ丼が食べられるお店はいくつかあり、それぞれメニューに特徴があってとても迷いました。
迷った結果、わたしは三国港駅のすぐ近くにあってアクセスもしやすい「越前蟹の坊」さんへ行ってきました。
この蟹の坊はとっても人気のお店のようなので、出かける前からとっても楽しみでたまりませんでした!
今回はお店の様子とその時の感想をまとめてみました。
また、甘エビ丼以外のその他の人気メニューや、アクセスの情報などもご紹介していきます。
エビが好きで、福井に行く予定のある方の参考にしていただけると嬉しいです!
Contents
福井三国港駅「越前蟹の坊」の甘エビ丼を食べてみた!
越前蟹の坊は、お店の名前に「蟹」が入っていることもあり大きな蟹のオブジェが目印のお店です。
遠くからでもすぐに分かりました!
わたしがお店に行ったのは2月の上旬。
2月と言えば蟹シーズン真っただ中で甘エビのシーズンとは少しずれていましたが、エビ好きのわたしは「甘エビ丼一択」と決めてお店に向かいました!
店内の様子
お店に入ってまず目に飛び込んできたのが、大きな蟹の水槽でした。
3つの水槽が並んでいて、どの水槽にもたくさんの活きた蟹が入れられていました。
さすが蟹のシーズンです!
「甘エビ丼を食べるぞ!」と意気込んでいきましたが、立派な越前蟹を目の当たりにするとさすがの私も「蟹も食べたいな・・・」と少し迷いが出てきました。
ですが、蟹の水槽の次に目に飛び込んできたのが、甘エビの殻をむくための作業場でした。
蟹の水槽の向かいにガラス張りの作業場があり、何人もの白衣を着たスタッフさんが加工差作業をされていました。
スタッフさんの手元には殻をむかれた沢山の甘エビが山盛りになっていて、ツヤツヤと輝いて見えました!
ここで「甘エビ丼を食べる!」という当初の目的を思い出し、一気に甘エビ丼に気持ちがが戻りました!
1階は水槽と作業場となっていて客席はなく、2階に案内されました。
事前に調べた際に、人気のあるお店で行列が出来ることもあるという情報を見ていたので、少し待ち時間も覚悟して行ったのですがわたし達はすぐに席に案内してもらえました。
土日でしたが、14:00近くのお昼の時間帯を避けていったことがよかったかもしれません!
土日はお昼から夜まで通しで営業をしているようなので、待ち時間なくスムーズに行きたい方はランチの時間を避けると時間短縮できると思います。
階段で2階に上がると全てテーブル席で、半個室になるように仕切られていました。
簡単な仕切りなので、お隣の席に会話は筒抜けです。
ですが、視線がさえぎられるだけでも落ち着いて食事が出来るなと感じました。
各テーブル4席程度、全部で10テーブルくらいだったかと思います。
全て掘りごたつになっていたので、「長時間の正座はつらい」と時々漏らすようになった両親と来ても安心だなと思いました。
甘エビ丼をはどんな味?
甘エビ丼を食べたわたしの感想は、とにかく大満足の一言です!
注文後、10分ほどで運ばれてきました。
メニュー名の通り、本当に丼の上に見たことのない量の甘エビがてんこ盛りになっていました。
1Fの作業場でみた甘エビですね、きっと。
甘エビで白いご飯はほとんど見えません。
エビ好きにはたまらない幸せな光景です!
殻は全て剥かれていて、透きとおるような白と淡いピンクの縞模様となった甘エビがたっぷり盛られています。
甘エビ自体に水分がしっかりあるうえ、さらに特製の出汁醤油もかけられているので、甘エビがキラキラと光っているように見えました。
1匹1匹は小ぶりですが、口に運ぶとプリプリというよりもねっとりとした食感で、とても甘みがありました。
近所のスーパーで購入するエビと比べ物にならないほど、本当に強い甘みでした。
適切な加工がされ新鮮状態だと、ここまで味と食感が変わってくるんだ!と驚きました。
出汁醤油で適度な塩気があり、殻をむく手間もなかったので、スプーンで掻き込む様に美味しくいただきました!
最後の一口は、本当に名残惜しかったです。
甘エビが大好きなわたしでも、一年分の甘エビを堪能したような気分になれる大満足の丼ぶりでした。
ちなみに、この甘エビ丼にはお味噌汁と豆腐、そして卵焼きがセットになっていました。
お豆腐はお店の手作りだそうです。
そして、茗荷の細切りと甘辛く煮たしいたけ、そして生姜のすりおろしが添えられていました。
お店の方が運んできてくれた際に、「飽きないようにこちらを薬味として添えて食べてみてください」と教えてくださいました。
せっかくなのでそれぞれの薬味を試してみたところ、味の雰囲気が変わりました。
特に、茗荷の細切りを加えて食べると海老の甘みが緩和され、あっさりした味になったように感じお気に入りでした。
一緒に食べに行った旦那さんは、わたしほどエビが好物でないこともあり、「薬味がなかったら、さすがにこの量の甘エビには飽きていたかもしれない」との感想でした。
ということで、蟹の坊さんの甘エビ丼は、どんな人でもちゃんと最後まで味わえる工夫がされている丼ぶりだとわたしは思いました!
甘エビ丼を食べた人の感想
わたしは大満足の甘エビ丼でしたが、他の人はどのような感想だったのでしょうか?
てんこ盛りになった甘海老のビジュアルがすごく、久々に大興奮です!
50匹はいたと思います。
甘エビにつけられた醤油タレは海老の出汁がきいていて美味しかったです。
丼ぶりをどこから食べても必ず海老が口に入ってくるので幸せでした。
薬味がついてはいましたが、もう少し味に変化がつけられれば嬉しかったです。
ですが、お店の方の接客も良く雰囲気の良いお店だったので、また機会があれば他のメニューを食べに来てみたいです。
やはり、「甘エビの量が多すぎる!」といった感想も一部ありましたが、美味しく食べたという感想が多いように感じました。
気になる方は、一度食べてみる価値はあると思います!
福井三国港駅「越前蟹の坊」その他のランチメニューやアクセス方法
わたしは「甘エビ丼を食べる!」と心に決めていきましたが、お店でメニュー表を見るとその他にも美味しそうなメニューがたくさんありました!
次回は食べてみたい!と思ったメニューをご紹介します。
甘エビ丼以外の気になるランチメニュー
甘エビてんこ盛り丼の他にも、海鮮丼も数種類ありました。
そして、お店の名前に「蟹」が入っていることから分かるように、本来は蟹の専門店です。
蟹のメニューもたくさんありました!
蟹メニューの中でも、特に次の機会に食べてみたいと思ったのが「せいこ丼」です。
あまり聞きなれない名前の蟹だったのでお店の方に聞いてみると、「せいこ蟹」とは雌のズワイガニのことで、特におなかの味噌が美味しいと教えてもらいました。
お値段高めですが、濃厚な蟹味噌はぜひ一度味わってみたいと思いました。
同じくせいこ蟹を使ったグラタンもありました。
せいこ丼はちょっとお値段が高かったですが、こちらは1000円程度で手軽に食べることが出来そうです。
今回は甘エビ丼で満腹になったので注文しませんでしたが、こういった一品料理をシェアして食べるのもよさそうです!
余談ですが、別の日に立ち寄った福井のお店では「みずガニ」という蟹を頂きました。
こちらも初めて聞く名前の蟹だったのですが、脱皮したての若い蟹のことだそうです。
名前の通り水分たっぷりで、殻を押すと蟹の旨味たっぷりの水分がジュワっとあふれてきました。
そして、小ぶりなのに蟹の風味がとても強く驚きました。
蟹の産地には、美味しい未知の蟹がまだまだありそうです!
福井三国港駅「越前蟹の坊」アクセス方法
【住所】福井県坂井市三国町宿1-16
【最寄り駅】えちぜん鉄道三国港駅 ※似た名前の「三国駅」もあるのでご注意ください。
【営業時間】 平日 11:00-15:00/17:00-20:30 、土日祝 11:00-20:30
【定休日】火曜日
お店の横に駐車場がありました。
20台近く駐車できそうな大きな駐車場だったので、車で行っても問題ないと思います。
わたし達は電車で行きましたが、三国港駅ホームからお店が見えるほど駅の近くにあります。
改札を出て3分程度で到着できたので、電車でも問題ありません。
また、隣の三国駅までも徒歩15分程度の距離なので、帰りはお店周辺の港や古い街並みなどを散策しながら帰りました。
食後の散歩には最適な距離だと思います!
近くの気になるお店
蟹の坊で食事をして、三国駅に歩いて向かう途中で一軒気になるお店を見つけました。
格子のとても趣のある古民家風の外観に惹かれてのぞいてみると、どのお店に行こうか迷っているときに候補にしていたお店でした。
こちらのお店の甘エビ丼は、有頭甘エビがたっぷりとのせられています。
海老味噌も大好きなので、とっても迷いました。
お店の前のメニュー表には、甘エビを使た丼メニューが数種類載っていました。
三国は気軽に行くことの出来る場所ではありませんが、また機会を見つけてぜひ来てみたいと思ったお店でした!
まとめ
福井の三国港駅すぐ近くにある蟹の坊へ行ってきた感想をまとめました!
蟹の坊は蟹の本来専門店でありますが、甘エビ丼も人気のお店です。
人気の甘エビ丼は、白いご飯の上に甘みが強くツヤツヤした甘エビがてんこ盛りにされていました。
小さいころからエビが大好きなわたしもとっては大満足できました。
数種類の薬味がのせられていて、最後まで飽きないで食べられるように工夫もされていました。
ですので、エビが大好物!という方でなくても、美味しく食べることが出来ると思います。
もちろん蟹のメニューもとっても魅力的で、産地でしかなかなか味わえない蟹もありました。
また機会を見つけていってみたいと思っています!
とにかく海老がたくさんのせられているので、薬味のわさび、茗荷、しいたけ、しょうがをアクセントにして食べました。
丼ぶりが空っぽになる頃には、海老欲はしっかりと満たされていました!