神戸と言えば洋食屋さんや洋菓子屋さんのイメージばかりでしたが、餃子屋さんもたくさんあるんです!
わたしも神戸に住むまでは全く知りませんでしたが、中華街もあるせいか、神戸の中心である三ノ宮駅付近にはたくさんの餃子専門店があります。
昔ながらの中華屋さん風のお店から、おしゃれなバル風のお店まで、様々な雰囲気の餃子のお店があります。
そんな神戸三宮の餃子専門店の中でも、特に人気のお店が「ひょうたん」です。
神戸に住む人なら、一度は耳にしたことがあるくらい人気のあるお店です。
いつ通りかかってもたくさんの人が列を作っている人気店ですが、実は2020年に一度閉店をしています。
閉店した直後のお店のシャッターには、お店設備の老朽化とオーナーさんの高齢化が理由と貼り紙がされていました。
わたしも閉店前に何度か行ったことがありましたが、素朴な餃子が好きでしたし、また歴史あるお店がなくなってしまったことに寂しい気持ちになったのを覚えています。
ですが!
そんな神戸の人気店「ひょうたん」が今年に入って再開をしていました!
前オーナーさんのお孫さんたちが中心となって、再開してくれたようです。
先日、再開したてのお店に早速行ってきたので、餃子の感想や混雑具合など、その時の様子をご紹介します!
再開したひょうたんに行ってみようかなと思っている方の参考になると嬉しいです!
Contents
神戸の人気餃子店ひょうたんの餃子はどんな味?
ひょうたんは三宮に2店舗あります。
三宮店と元町店の2店舗で、どちらの店舗も2021年2月に再開しています。
どちらもとても近い場所にありますが、今回わたしは2月上旬に先に再開した元町店に行ってきました。
まずは、元町店のお店の様子と餃子の感想をご紹介します!
ひょうたんのメニューは?
ひょうたんのメニューはとってもシンプルです。
価格は以前と同じでした。
餃子は通常の餃子の一種類だけです。
奇をてらったような、珍しい種類の餃子があるわけではありません。
また、サラダなどのサイドメニューや、ライスやスープといった餃子のお供に欲しいメニューも一切ありません。
本当に餃子と飲み物だけ!
純粋に餃子を味わってほしい!というお店の意向でしょうか。
餃子一本で勝負をしているのは以前と変わりません!
腹ペコの状態でお店に行くと、もしかしたら少し物足りなく感じるかもしれませんが、店内を見渡すとたいていのお客さんは1人1人前ではなく数人前頼んでいます。
いくら餃子といっても、数人前食べればそれなりにお腹いっぱいになります。
ひょうたんは、「餃子でお腹を満たしたい」という餃子が好きな人のためのお店だと思います!
ひょうたんの餃子はどんな味?
再開したひょうたんの餃子は、以前と変わらず見た目も味もシンプルでした!
まずは見た目ですが、白いお皿に7つの餃子がのせられています。
大葉やレタスといった、彩のための野菜などは一切ありません。
ちょうどいい焦げ目のついた餃子が、無造作に1列に並べられていました。
ちなみに、今回わたしは1人前だけ注文したのですが、以前数人前を一度に注文した時も今回と同じ白いお皿に餃子が無造作に山盛りにされて運ばれてきました。
初めてこの餃子を見たときはとても驚きました。
他のお店ではきれいに円形に並べられたり、羽がつたりしていることが多いと思います。
わたしはひょうたんの様に山盛りになっている餃子は見たことがなかったので、この見た目だけで少し満腹になれそうな気がしました。
次に味の感想ですが、比較的あっさりしている餃子だと思います。
蒸して仕上げていることもあってか、皮はパリパリではなく全体的にしっとりとしていました。
そして、薄すぎずに適度な厚みでモチモチとした食感だと思います。
そんな皮に包まれた餡は、肉汁がたっぷりとか、にんにくがガツンと効いているとか、そういった迫力のある味ではありません。
野菜とひき肉の量が同程度で、にんにくも控えめで素朴な味なのであっという間に食べられました。
女性や子どもも食べやすいはずです。
迫力ある味の餃子も美味しいと思いますが、こういったシンプルな味だからこ皆さんそ何人前も食べることが出来るのだと思います。
わたしも以前、2人前をペロリと食べてしまいました!
ひょうたんの餃子が人気の理由は、誰でも食べやすい味というだけではありません。
神戸では、餃子の調味料として味噌ダレを付けることが多いようで、ひょうたんでも特製味噌ダレが用意されています。
ひょうたんの味噌ダレは赤味噌ベースで甘辛いので、あっさり目の餃子によく合うと思います。
味噌ダレがたっぷり入った容器がテーブルに置かれているので、好みの量をとって食べることができました。
味噌ダレだけではこってりしすぎているので、ラー油や醤油ダレを少しかけて緩めて食べるのがわたしのお気に入りです。
最初は味噌ダレをどうしたらいいのか分からず、餃子にそのまま載せて食べていました。
もちろんそれでも美味しかったのですが、周りのお客さんに醤油で溶いている方がいたのでマネをしてみたらとても美味くお気に入りの食べ方になりました。
盛り付けも味も、そして味噌ダレも以前と変わっていなくて安心しました!
実際に食べた人の感想
おいしかったー!
やはり、皆さんひょうたんの餃子がお気に入りのようです!
神戸の人気餃子店ひょうたん再開した元町店の様子とお持ち帰り情報
【元町店】
住所:兵庫県神戸市中央区元町通1-11-15
営業時間:11:00~22:00 ※時間短縮している可能性があるので要確認
最寄り駅:JR神戸線元町駅
元町店は、元町駅東口を出て交差点を渡るとすぐに到着します。
再開したてのお店の様子をご紹介します!
再開した元町店の様子
わたしは平日の14:00過ぎに行きました。
平日のお昼時を外した時間なので、並ばずに入れるのではないかと思っていましたが甘かったです。
7人ほどが並んでいました。
サラリーマンから年配女性までは幅広い年齢層の方が並んでいました。
さらに、入店待ちの人の他に持ち帰りの人も途切れることなく来ていました。
さすが、神戸の人気店で、皆さん再開を待っていたんだなと思います!
土日に行かれる場合は、待ち時間を覚悟して余裕をもっていく必要があると思います。
この日、わたしは7人待ちで約25分ほどで席に案内してもらえました。
お店に入ると、元町店の店内はとてもこじんまりとしています。
お店の全体的な雰囲気は歴史を感じますが、再開したばかりのためか冷蔵庫や調理器具など細かい設備は新しくなっていました。
席はカウンター席のみで、40センチ幅ほどのカウンターに椅子が6席設けられていました。
このご時世なので席数を減らしている可能性がありますが、どちらにしてもそんなに大人数で入ることはできない広さです。
席につくと、「何人前にしますか?」とお店の方がオーダーをとってくれます。
餃子以外のメニューがないので、とってもわかりやすいです。
店内のお客さんの数は多くありませんでしたが、まだ店員さんが作業に慣れていないせいか、餃子が運ばれてくるまでに15分ほどかかったのだけが気になりました。
最後に、こちらの器具で餃子を焼いていました。
前オーナーの時から使われているものでしょうか、とっても年季が入っていて少し感動しました!
元町店のお持ち帰り情報
ひょうたんの餃子は通販なども可能ですが、お持ち帰りもできます。
わたしがお店の外で待っている間も、常にお持ち帰りのお客さんが入れ代わり立ち代わり来ていました。
お持ち帰りの場合は、「焼いた餃子」と「生の餃子」が選べるようです。
そして、1箱に2人前ずつ入れられているので、注文も2人前単位となっていました。
お店の外で店員さんに希望の餃子(焼き餃子か生餃子か)と個数を伝えます。
- 2人前:780円
- 4人前:1,560円
- 6人前:2,340円
1人前あたりの価格は、店内で食べる場合と変わりませんでした。
持ち帰りの場合の待ち時間は、焼き餃子の場合はお店の混雑具合によると思いますが、生餃子の場合は5-10分ほどで商品の受け渡しとなっていました。
ひょうたん特製の味噌ダレも、大きめの容器に「2人前用としては多いのでは?」と思うほどたっぷり入れて添えられていました。
余った時は、生野菜など他の食材につけて食べるのも美味しそうだと思いました。
持ち帰りにすれば待ち時間なくひょうたんの餃子を楽しむことが出来ると思うので、今度は夕飯などに購入してみたいと思います。
まとめ
神戸の人気の餃子専門店「ひょうたん」についてご紹介してきました。
再開したひょうたんの餃子は価格も変わらず、味も以前のままだと感じました。
にんにく抑えめの素朴な味の餃子で、女性でも2人前はあっという間に食べることが出来ると思います。
そしてそんなあっさりした味にぴったりな特製味噌ダレも相変わらず美味しかったです。
昨年惜しまれながら一度は閉店となってしまいましたが、関係者の皆さんの努力のおかげで再開されました。
既にたくさんのひょうたんファンがお店に訪れているようで、平日に行ったにも関わらず予想外の待ち時間となりました。
ですが、またぜひ機会を見つけて立ち寄ってみたいと思います!
餡は野菜多めでジューシーな分、味は薄めです。
ちょっと物足りなさを感じましたが、逆に味噌ダレやニンニク醤油など数種類のタレを自分好みでブレンドして食べると美味しい!さっぱりしてた餃子だからこそ、たくさん食べられちゃう餃子でした。